みなさま こんにちは
本日、記録に残しておきたいミニカーは、1998年登場、トミーのトミカNo.67「スバル サンバー郵便車」です。4代目サンバーのトミカ(通常版)は全4種類。すべて同一車体が流用されており、ボディの番号はパネルバンのNo.31が記載されています。こちらは、パネルバン⇨パン屋⇨牛乳屋に続く4種類目。登場は1998年で、他の3種類よりは随分と遅い登場となっており、実車スバルのサンバーは5代目も終盤戦に入ろうかという時代です。ではなぜ98年にこのトミカが登場したのかといえば、前年の1997年に郵便番号が7桁となり、郵便事業にスポットライトが当たったからではないかと考えています。また、どうしてもサンバーを採用したかった理由もなにかあると思うのですが、当時の郵便車シェア率が高かったのでしょうか…。
*.~.* 記録No-T0134*.~.*
ミニカー本体
ミニカーのカラーリングは赤。脱線しますが、日本郵便の文字の色は「ゆうびんレッド」。2007年から採用されているようです。


【②LEFT VIEW】
左側から見てみます。ゆうパックと書かれたイラストが助手席側ドアに、パネルバンの外板には「チルド ゆうパック」と書かれています。「ゆうパック」そのものは1983年スタートの商品で、低温のまま配送できる「チルドゆうパック」が開始されたのは1996年のことです。果たして4代目サンバーにチルド(冷蔵)設備を載せた例は実在するのかしないのか…。

【③REAR VIEW】
リアを見てみましょう。軽く曲線を描いて中央が盛り上がったルーフ。中央に中型の窓が装備されたリアハッチは、上端のヒンジで上向きに開く仕様となっています。中を除いてみると結構な積載が可能なようですよ。バンパーにも目をやってみますと、ナンバープレートは「38」ではなく「SAMBER」。おぉ、トミカの箱の英語名称は「SANBER」ですが、本体の表記は「SAMBER」でしたか。

【④INTERIOR】
如何せんボディが古いモデルのため運転席の再現は無いんですね。ですからリアハッチを開けて覗いてみることにしましょう。といっても、パネルバンですから何かがあるわけではなく、積載スペースがあるだけですね。

【⑤UNDER VIEW】
足回りも見てみましょう。小さな表面に贅沢なレイアウト。RRレイアウトのスバルサンバーですから、フロントタイヤ後方にある大きな塊は燃料タンクでしょう。フロントは車軸よりも前よりに取り付けられているセミトレーリングアーム式サスペンションだと思われ、4WDではなくRR仕様と推測できます。リア部分は横長のオイルパンが見えているようですね。車体左側から後方へと伸びるのはマフラー。古いトミカがベースということもあり、足回りもぬかり無く再現されていますね。
【NEXT TOMICA】
最終版4代目サンバーということもあってか、約10年販売され、2008年に『三菱 ランサーエボリューション X』にバトンタッチして終了となりました。
ギミック

・サスペンション
・リアハッチ開閉
モデル
モデルとなっているのは、1982年に登場したスバルサンバーの4代目登場モデルです。ヘッドライトガーニッシュの形状が、上底の長い台形ですから、前期型となります。旧基準の軽自動車で、550CCサイズの2気筒エンジンが搭載されています。また、初代から一貫してRRレイアウト(リアエンジン、リア駆動)という珍しい配置を採用した車としても有名で、フロントオーバーハングが長めのデザインが多くなっています。
まとめ
番号: トミカ No.67-6 (ボディ記載はNo.31)
名称: スバル サンバー郵便車
販売: TOMY
販売期間: 1998 - 2008
製造国: CHINA
スケール: 1/52 (全長61mm/全福25mm)
ギミック: サスペンション/リアハッチ開閉
ブランド: スバル
車種: サンバー(4代目前期型)
年式: 1982 – 1987
エンジン: 直2 0.55L
ミッション: 4MT/5MT
駆動方式: RR
定員: 2人
※トミカから推定したグレード
レア度を調べる?今おいくら?
絶版トミカですので市場価格を調べてみました。
出品数は箱有りのほうがかなり多い印象。
メルカリですとジャンクで500円ほど、箱ありでも1000円程度で出ています。
ヤフオクですと箱なしジャンクで400円~、箱ありだと1200円くらいが相場でしょうか。
箱がない場合、正規ナンバーである67ではなく、ボディ記載の31で出ていることもありますね。
何れにせよお手元にある皆さま、是非大切になさってくださいね。
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