みなさま こんにちは
本日、記録に残しておきたいミニカーは、1983年登場、トミーのトミカNo.21「富士重工 スバル360」です。初めはこちらのカラーリングで黒箱トミカとして登場。その後、黄緑色のボディに変更になり、赤箱でも登場していたスバル360。いつ頃色が切り替わったのかは正直分かりませんでした。さて、本家スバル360は初めての量産型軽自動車として成功したモデルで、1970年にはその製造は終了しています。そんな1台が13年の時を経てトミカで登場というのもなかなかおもしろい経緯です。なお、この黄色いボディは2005年頃に増産されているようですので、中国製の場合はそちらの可能性が高いでしょうかね。
*.~.* 記録No-T0117*.~.*
ミニカー本体
ミニカーのカラーリングはオレンジ、ルーフトップは赤もしくは濃いオレンジとなっています。


【②LEFT VIEW】
左側から見てみます。アウタードアハンドルがドア前方についているのが分かります。そうですね、この扉は前開きなのです。ですからドア後方には2箇所のヒンジが再現されています。ボディ後方にはインテークダクトでしょうかね、網状の空気孔が設けられています。リアエンジンですから、こういったダクト類が後方に装備されるのですね。

【③REAR VIEW】
リアを見てみます。リアのデザインはどことなく昔のCITROENというか、旧車はみんなこんな感じですかね・・・。つぶらなテールライト。エンジンハッチは上部に二箇所のヒンジで止められているだけの落ち着かない構造です。ナンバープレートはこちらも625としっかり書かれています。後ろから見るとリアタイヤはオーバーフェンダーでワイドに仕上げられているのを感じますね。

【④INTERIOR】
中を覗いてみましょう。まぁ小さなトミカでなかなか上手く撮影出来ていませんが、ハンドルが造形されているのが分かります。前後シートはベンチシートといったほうが近いでしょうか。ヘッドレストは無いですが、縦線デザインが上手に採用されているように見えます。インパネ類は無いですが、フロアシフトが一本、きちんと聳え立っています。

【⑤UNDER VIEW】
足回りも見てみましょう。目を引くのはリアのエンジンユニット付近。保護パネルなのか、オイルパンなのか、大きなパネルで覆われていますがエンジン部分と思われる一部分は切り取られていますね。リアエンジンから短く伸び、横置きのマフラーもきちんと再現されています。フロントは細いアームのサスペンション。スバル360は4輪独立懸架式だそうですが、フロントバンパー付近まで伸びるバーはトーションバーでしょうかね。
【NEXT TOMICA】
色が変わるタイミングは不明ですが、スバル360は約14年間販売され、1997年に「ホンダ ステップワゴン」にバトンタッチしています。
ギミック

・トランク開閉
モデル
モデルとなっているのは、1958年から1970年まで39万台あまりが生産されたという富士重工業製、日本初の量産軽自動車です。2列4人が座れて耐久性も実用に耐えると言うことで大いに売れた1台です。リアエンジンレイアウトとなっている車は現代まで見渡しても多くはないですが、プロペラシャフトによる重量増や等速ジョイントなど構造の難しさを考慮した結果RRレイアウトが採用されたとのこと。
まとめ
番号: トミカ No.21-4
名称: 富士重工 スバル360
販売: TOMY
販売期間: 1983 - 1997
製造国: CHINA
スケール: 1/50 (全長60mm/全福25mm)
ギミック: トランク開閉
ブランド: 富士重工業(現SUBARU)
車種: スバル360
年式: 1958-1970
エンジン: EK31 2気筒 356cc
ミッション: 3MT
駆動方式: RR
定員: 4人
※トミカから推定したグレード
レア度を調べる?今おいくら?
相当古いトミカですので市場価格を調べてみました。
増産された結果か、そこまで高価でないのが不思議です。
メルカリですと箱なしジャンクで1000円ほど、黒箱ありだと高いですが、5,000円程度あればといった雰囲気。
ヤフオクですとこちらも箱は少なめ。ジャンク品で500~黒箱ありで3,500円程度。
楽天だと最安で2,310円です。こちらは黒箱ではないですけど。
いずれにせよお手元にある皆さま、是非大切になさってください。
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