【Tomica No.1-4】三菱ふそう エアロクイーン【じっくり観察】

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みなさま こんにちは

 本日、記録に残しておきたいミニカーは、2000年登場、トミーのトミカNo.1「三菱ふそう エアロクイーン」です(実車名はエアロクィーン)。トミカの世界初のエアロクイーンです。三菱ふそうの観光バスがみんなエアロクィーンだと思いがちですが、実はエアロクィーンという名称はスーパーハイデッカーにのみ付された名称。スタンダードとハイデッカーについては「エアロバス」という名称になっています。実車は2代目エアロクィーン。初期型ではなく1999年モデルでの登場です。通常版トミカでは観光バス系のベース車両が1988年登場のいすゞスーパークルーザーしかなく、既に4種類登場していたことから、平成10年騒音規制に対応して登場した”新しい観光バス”としてエアロクィーンが登場したのだと思われます。三菱ふそうのトミカは路線バスのエアロスターが多く採用されている関係か、この2代目エアロクィーンの派生モデルは通常版では登場しませんでした。

*.~.* 記録No-T0135*.~.*

ミニカー本体

 ミニカーのカラーリングは水色。既に登場している「No.83-3 スイミングスクールバス」と似ていますが、それよりは若干”緑っぽい”水色です。






【①FRONT VIEW】
 フロントビューからみてみます。大きな1枚もののフロントガラスが目に止まります。エアロクィーンには通常版のⅠ、運転席が低い位置にありフロントガラスが2段に分かれたⅡ、さらに客室ビューが向上したⅢがあります。1枚ものの大きなフロントガラスですし、エアロクィーンⅠです。ウインドウから運転席と、客席が少し見えています。そして、ヘッドライトはシルバーに塗装されています。バンパーの下部が少し膨らんでいるのは95年のマイナーチェンジ後のデザインです。



”トミカNo.1-4 エアロクイーン”

【②LEFT VIEW】
 左側から見てみます。座席が9列配置されているのがわかりますね。9列シートだと足元もゆったりできそうですね。サイドデカールは95年のカタログに登場しているデザインと同じで、この水色もカタログに乗っているカラーです。細かな点で言えば、フロント扉上部のガーニッシュが2段になっている点や、最後部のウインドウ下部が面取り(?)的な欠けたデザインとなっているのもしっかりと再現されていますね。





”トミカNo.1-4 エアロクイーン”

【③REAR VIEW】
 リアを見てみましょう。観光バスのリアウインドウは長方形が多い中、ホームベースのような6角形はエアロバス・エアロクィーンならではと言っても過言では無いでしょう。リアもサイドと同じようにはためくリボンのようなデザインと「AERO QUEEN」の文字がシールで表現されています。テールライトは真っ赤に塗装されていますね。また、バンパー右下にはほんのりとくぼみがあり、マフラー位置が右側となっているのがわかります。この右出しマフラーが99年モデルの特徴です。





”トミカNo.1-4 エアロクイーン”

【④INTERIOR】
 運転席を覗いてみます。かなり低い位置に設定されている運転席で、ハンドルなどが見えています。客席部分はベンチシートが並んでいて補助椅子は見当たらないようです。





”トミカNo.1-4 エアロクイーン”

【⑤UNDER VIEW】
  足回りも見てみましょう。前後とも足回りが再現されているのがわかります。フロントは独立懸架、リアはリーフサスが採用されているように見えます。大型観光バスはエンジンが一番うしろに付いているRRレイアウトですから、ファイナルドライブ(デフ)は後ろ向きに。そこに繋がるこの真四角の部分がエンジンを表しているのでしょうかね。




【NEXT TOMICA】
 エアロクィーンのフルモデルチェンジに合わせてトミカもフルモデルチェンジ。約8年販売され、2008年に『三菱ふそう エアロクィーン』にバトンタッチして終了となりました。08年からは「クィーン」の表記に改められています。

ギミック

・なし

モデル

 モデルとなっているのは、1992年にフルモデルチェンジで登場した2代目エアロクィーンで、マフラー位置が右側に移動した1999年以降のモデルです。スーパーハイデッカーにのみ与えられたエアロクィーンの名称さながら、大きなフロントウインドウと客席からのビューが売りの1台。21LのV8エンジン搭載。観光バスと言えば三菱ふそうが非常に高いシェアを占めるジャンルで、登場から時間が経っているとは言え、ハイデッカーやスタンダードの「エアロエース」と合わせて、市中でもかなり見かけるモデルです。

まとめ

番号:   トミカ No.1-4
名称:   三菱ふそう エアロクイーン
販売:   TOMY
販売期間: 2000 - 2008
製造国:  CHINA
スケール: 1/156 
(全長76mm/全福22mm)
ギミック: -

VEHICLE

ブランド:  三菱ふそう
車種:    エアロクィーンⅠ (2代目中・後期)

年式:    1999 – 2007
エンジン:  V8 21.2L

ミッション: 6MTなど
駆動方式:  RR
定員:    -人 (トミカは9列x4人+運転席で37人)

※トミカから推定したグレード


レア度を調べる?今おいくら?

 絶版トミカですので市場価格を調べてみました。
 出品数は箱有りのほうがかなり多い印象。
 メルカリですとジャンクで500円ほど、箱ありでも1200円程度で出ています。
 ヤフオクですと箱なしジャンクで300円~、箱ありだと800円くらいが相場でしょうか。

 エアロクイーンはいろいろなカラーリングがあるみたいですね。オリジナルだって負けてはいませんよ!
何れにせよお手元にある皆さま、是非大切になさってくださいね。

記載内容については十分注意を払っておりますが、
誤植が含まれている可能性があります。
ご了承ください。

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